“もとすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元助40.0%
元祐20.0%
基祐20.0%
本介20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ち油屋元助もとすけ方の徹宵の宴飲である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
軍監の元祐もとすけ殿と、いつも命令二途より出て、たがいに固執し、論議するといったような場合が多く、老職の竹井惣左衛門様も、ほとほと、困ったものと、てまえ如き者にまで
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
惣左衛門のことばは、すでに元祐もとすけの中にうごいている心をすすめているのと同じであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大沼竹渓の家はその実弟次郎右衛門基祐もとすけがこれを継いだ。基祐は鷲津幽林の末子でこの時四十四歳である。その墓誌を見るに基祐も兄竹渓と同じく幕府の小吏であった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あぶらや本介もとすけも同様也。久しく逢不申候。福山へんより長崎へ参候輩も皆々無事也。其うち保平やすへいと申は悼亡のいたみ御座候。玄間は御医者になり威焔赫々。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)