元來もとき)” の例文
新字:元来
中宮の御所をはや過ぎて、垣越かきごし松影まつかげ月を漏らさで墨の如く暗きほとりに至りて、不圖ふと首を擧げて暫し四邊あたりを眺めしが、俄に心付きし如く早足に元來もときし道に戻りける。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
何とせんすべもあらざれば、横笛は泣く/\元來もときみちを返り行きぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)