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兀坐
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こつざ
ふりがな文庫
“
兀坐
(
こつざ
)” の例文
予は病に余儀なくせられて、毎夜半
凡
(
およ
)
そ一時間がほど、床上に枯坐する
慣
(
なら
)
ひなりき。その夜もいつもの頃、目覚めて床上に
兀坐
(
こつざ
)
しぬ。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
我眼豆の如く、
葡萄
(
ぶだう
)
の如くにして未だこれを發見せず。
幸
(
さいはひ
)
に今人が文を論じたる文數篇を
獲
(
え
)
たれば、一日
千朶山房
(
せんださんばう
)
に
兀坐
(
こつざ
)
して、
聊
(
いさゝか
)
又これを論ず。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
危坐
(
きざ
)
兀坐
(
こつざ
)
賓主いづれや
簟
(
たかむしろ
)
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
この恩を謝せんとて、自ら我僑居に來し少女は、シヨオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、
終日
(
ひねもす
)
兀坐
(
こつざ
)
する我讀書の窻下に、一輪の名花を咲かせてけり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
この恩を謝せんとて、自ら我
僑居
(
けうきよ
)
に
来
(
こ
)
し少女は、シヨオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、
終日
(
ひねもす
)
兀坐
(
こつざ
)
する我読書の
窻下
(
さうか
)
に、一輪の名花を咲かせてけり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
この恩を謝せんとて、自らわが
僑居
(
きょうきょ
)
に
来
(
こ
)
し少女は、ショオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、
終日
(
ひねもす
)
兀坐
(
こつざ
)
するわが読書の
窓下
(
そうか
)
に、一輪の名花を咲かせてけり。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
兀
漢検1級
部首:⼉
3画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“兀坐”で始まる語句
兀坐不道
兀坐寂寞
兀坐愁吟送夕陽