停止たたず)” の例文
青年はしばし四辺あたりを見渡して停止たたずみつおりおり野路のみちよぎる人影いつしか霧深き林の奥に消えゆくなどみつめたる、もしなみなみの人ならば鬱陶うっとうしとのみ思わんも、かれはしからず
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)