偉躯いく)” の例文
その偉躯いくとともに、武芸家として、また、世事に通じた大名らしくない大名として、平常辰馬の尊敬している兄でもあった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
魯達はもう例の憲兵服をまとった偉躯いくを場末町にあらわして、安旅籠やすはたごの魯家の入口に立っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これは汝の偉躯いくに似合うであろう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)