“倶利伽羅峠”の読み方と例文
読み方割合
くりからとうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
倶利伽羅峠くりからとうげの左右、鳥越のけん、小原、松ヶ根、そのほかのとりで三十六城に手を加え、また、根城、木舟、森山、益山など十余ヵ所に、新たに山材大石を積んで、防柵ぼうさくや矢倉を組み
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もとへ帰るか、倶利伽羅峠くりからとうげ出抜でぬけますれば、無事に何方どちらか国へ帰られます。それでなくって、無理に先へ参りますと、終局しまいには草一条くさひとすじも生えません焼山やけやまになって、餓死うえじにをするそうでございます。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)