トップ
>
倉卒
>
そうそつ
ふりがな文庫
“
倉卒
(
そうそつ
)” の例文
(あまり
倉卒
(
そうそつ
)
にとり出すので、
頭髪
(
とうはつ
)
をすく小さいくしが、まつわってとび出したこともある)ハンケチで鼻をしっかりとおさえる。
屁
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
美奈子が、顫える声で、それに答えると、支配人は幾度も
詫
(
わ
)
びながら、
倉卒
(
そうそつ
)
として去った。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
一、貴国もまたかくの如き災害に
罹
(
かか
)
り給わんとす。およそ災害は
倉卒
(
そうそつ
)
に発するものなり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
若い男は竜之助の方に向き直り、
倉卒
(
そうそつ
)
の場合ながら
折屈
(
おりかが
)
みも至って丁寧であります。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「それは、どうも、遠い処を大変でした」と言ったが、いくら
倉卒
(
そうそつ
)
の際でも女を送ってくるには五人や十人の従者は来ているだろう、それは何処にいるだろうと思った。「そして、他の方は」
竇氏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
いふがごとし、これ
倉卒
(
そうそつ
)
なり
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“倉卒”の意味
《名詞》
慌ただしく忙しいこと。また、そのようなさま。
突然なこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“倉”で始まる語句
倉皇
倉
倉庫
倉廩
倉沢義髄
倉田
倉敷
倉椅
倉亭
倉松