“保正(おさ)” の例文
太郎は眉(まゆ)を顰(ひそ)めて、「この国の守(かみ)の下司に、県の何某と云う人を聞かず、我家保正(おさ)なればさる人の亡くなり給いしを聞えぬ事あらじを」と云って彼(か)の太刀を精(くわ)しく見て驚いた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)