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佩嚢
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どうらん
ふりがな文庫
“
佩嚢
(
どうらん
)” の例文
けれども爺は、その一本の半分とは
燻
(
くゆ
)
らさないうちに唐鍬の柄でそうっと揉み消した。そして、
佩嚢
(
どうらん
)
から、なでしこの
刻
(
きざ
)
み煙草を取り出し、二三度吸った。
土竜
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
背に重き
佩嚢
(
どうらん
)
になひ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「ヨーギ、
其処
(
そっ
)
から、どらんこ(煙草を入れる
佩嚢
(
どうらん
)
)持って来う。——ほして、
汝
(
にし
)
も少し休め。うむ、ヨーギ。」と一本の小さな栗の木を
指
(
さ
)
しながら言った。
土竜
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
鎌を持って立っていたヨーギは、向こうの栗の小枝にかかっている
佩嚢
(
どうらん
)
を取りに駈けて行った。その間竜雄は、無言のまま梅三爺の前に「敷島」の袋を突き出していた。
土竜
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
佩
漢検1級
部首:⼈
8画
嚢
漢検準1級
部首:⼝
18画
“佩”で始まる語句
佩
佩剣
佩刀
佩用
佩環
佩玉
佩楯
佩蘭
佩印
佩反