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住慣
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すみな
ふりがな文庫
“
住慣
(
すみな
)” の例文
可愛さうに、
住慣
(
すみな
)
れたところを捨て、義理ある人々を捨て、雪を踏んで逃げて行く時の其
心地
(
こゝろもち
)
は
奈何
(
どんな
)
であつたらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
台所で焼く魚のにほひは、蔵裏迄も通つて来て、香の煙に交つて、
住慣
(
すみな
)
れない丑松の心に一種異様の
感想
(
かんじ
)
を与へる。仏に物を供へる為か、本堂の方へ通ふ子坊主もあつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
斯
(
こ
)
の小屋に
飼養
(
かひやしな
)
はれて居る一匹の黒猫、それも父の形見であるからと、しきりに丑松は連帰らうとして見たが、
住慣
(
すみな
)
れた場処に就く家畜の習ひとして、離れて行くことを好まない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“住”で始まる語句
住居
住
住家
住吉
住所
住持
住人
住職
住宅
住処