伸餅のしもち)” の例文
旧字:伸餠
伸餅のしもち夜業よなべまないたを茶の間まで持ち出して、みんなで切った。庖丁ほうちょうが足りないので、宗助は始からしまいまで手を出さなかった。力のあるだけに小六が一番多く切った。その代り不同も一番多かった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
侍「く善く其の姿を見ると、それが伸餅のしもちの石にしたのさ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)