“伏奏”の読み方と例文
読み方割合
ふくそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやく、花山院師賢が顔をみせて、掃部の手からそれを受けとり、ただちに伏奏ふくそうのうえ、天皇のみ前にさしあげた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとたび旗を中原ちゅうげんに立ててからの彼の父信長という人は、いずこに戦っても、一戦果せば直ちに上洛じょうらくして禁門に戦果をそうし、国のよろこびあれば歓びを闕下けっか伏奏ふくそう
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて簾下れんかにありのまま伏奏ふくそうしていた。