“隠伏奏楽所”の読み方と例文
読み方割合
ヒッヅン・オーケストラ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常套じょうとうを嫌う君の趣味は、いつもながらの事だが、然し、隠伏奏楽所ヒッヅン・オーケストラの入口と云えば、下手の遙か外れじゃないか。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「僕はとうとう、一つの結論に達しましたよ。と云うのは、あの当時、風間は奈落には居りませんでした。実は舞台の前方——隠伏奏楽所ヒッヅン・オーケストラの中に潜んでいたのです」
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
もちろん舞台の額縁プロセニアムは、オペラ風のただ広いものとなった。また、その下には、隠伏奏楽所ヒッヅン・オーケストラさえ設けられて、観客席も、列柱に囲まれた地紙形の桟敷さじきになってしまった。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)