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仰反
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あおむけ
ふりがな文庫
“
仰反
(
あおむけ
)” の例文
見よ、床の上には小間使が
仰反
(
あおむけ
)
に倒れて気絶している。そしてその傍には、既に空になった黒
天鵞絨
(
ビロウド
)
張の小筐が落ちていたではないか。
謎の頸飾事件
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
兵馬はいきなり
燗徳利
(
かんどっくり
)
を取ると、
盃洗
(
はいせん
)
へあけてぐぐぐと呷りつけたが、——どう思ったかそのままごろりと
仰反
(
あおむけ
)
に倒れて
初午試合討ち
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
しまいに
仰反
(
あおむけ
)
になって、どうやらこうやら笑い止んだとたん、みちが例の証明を出した。
山椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
まことにあっけないもので、三人で晩飯を食べているとき、彼女はとつぜん茶碗と
箸
(
はし
)
を
抛
(
ほう
)
りだして、
仰反
(
あおむけ
)
さまにひっくら返った。ふざけているようにもみえたが、ともかくも寝床を敷いて寝かした。
ゆうれい貸屋
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
“仰”で始まる語句
仰
仰向
仰有
仰山
仰言
仰天
仰臥
仰々
仰付
仰飲