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仮白
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こわいろ
ふりがな文庫
“
仮白
(
こわいろ
)” の例文
旧字:
假白
食事が終って楽しげな雑談が始まる頃には、そろそろ主人の
仮白
(
こわいろ
)
などが出る。芝居の方に関係し始めてから、それが一つの癖のように成っている。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
姉さんは
壮健
(
じょうぶ
)
そうに成ったばかりでなく、晴々とした眼付で玉木さん達の噂をした後に、めったに口にしたことのない
仮白
(
こわいろ
)
なぞを
遣
(
つか
)
うほど機嫌が好かった。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
芸人が高座でする
毎時
(
いつも
)
きまりきった色話だとか、
仮白
(
こわいろ
)
だとかが、それほど彼の耳を慰めるでも無かった。彼は好きな巻煙草を
燻
(
ふか
)
しながら、後の方の隠れた場所に
座蒲団
(
ざぶとん
)
を敷いて、独りで黙って坐った。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡