“以上（うえ）” の例文

どうぞ、これより以上（うえ）に懺悔することを、おゆるし下さい。私たち二人はフカの餌食になる価打（ねうち）しか無い、狂妄（しれもの）だったのですから……。

瓶詰地獄 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

他のものが真似（まね）でもすれば大変なことになってしまう、併し善兵衛老人も自業自得だ、娘といって、義理だがその財産を消費した以上（うえ）は公然（おもてむき）にも出来ない上に大変損な立場にある

誘拐者 (新字新仮名) ／ 山下利三郎(著)

“以上”の意味

《名詞》
以上（いじょう）

それまでに述べた事物のすべて。

説明・名簿・目録・箇条書きなどの末尾に用いて、これまでに列挙されたもので終わることを指す語。

手紙の末尾に用いて、敬意を表す語。

比較対象を上回ること。

（「以上（は）」の形で接続助詞的に用いて）～からには当然。

「御目見以上（おめみえいじょう）」の略。
(出典:Wiktionary)

“以上（以上・以下）”の解説

以上（いじょう）とは、ある「基準となる値」に対し「同等であるか、それよりも上である」ことを意味し、以下（いか）とは、ある「基準となる値」に対し「同等であるか、それよりも下である」ことを意味する。
「○○以上」「○○以下」は○○を含む数値である。
類似表現として「超」「未満」がある。「以上」「以下」「超」「未満」いずれも複数のものを比較した場合の大小関係を表す表現である。大小関係を表現する場合には、それぞれの語の用法の混同に注意が必要である。
(出典:Wikipedia)

以	常用漢字 小４ 部首:⼈ 5画
上	常用漢字 小１ 部首:⼀ 3画