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令尹
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れいいん
ふりがな文庫
“
令尹
(
れいいん
)” の例文
子文
(
しぶん
)
は三度
令尹
(
れいいん
)
の職にあげられましたが、べつにうれしそうな顔もせず、三度その職をやめられましたが、べつに不平そうな顔もしなかったそうです。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
こういう話が、孔子の弟子も知らないのに、どうして後に伝わり得たであろうか。そもそもまた孔子が楚の王や
令尹
(
れいいん
)
にそれほど認められたということは果たして可能であろうか。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
亡夫は
麑藩
(
げいはん
)
の軽き城下
士
(
さむらい
)
にて、お慶の縁づきて来し時は、
太閤
(
たいこう
)
様に少しましなる婚礼をなしたりしが、維新の風雲に際会して身を起こし、
大久保甲東
(
おおくぼこうとう
)
に見込まれて久しく各地に
令尹
(
れいいん
)
を務め
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
若敖卒してのち母と共に䢵に
畜
(
やしな
)
わるる間䢵子の女に淫し
令尹
(
れいいん
)
子文を生んだ、䢵の夫人これを夢中に
弃
(
す
)
てしむると、虎が自分の乳で子文を育った、䢵子
田
(
かり
)
して見付け惧れ帰ると夫人実を以て告げ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
令尹
(
れいいん
)
子西は、孔子が優れたる弟子を有すること、および「三王の法」を述べ「周召の業」を明らかにせんとしていることを指摘して、周の権威を無視している楚の立国のために危険であると論じ
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“令尹”の解説
令尹(れいいん)は、元々は古代中国の殷王朝における役職で宰相の位に相当する。原義は神官職の長のことであり、古代の政治は祭事と一体であったことが伺われる。
殷が周に滅ぼされたとき殷の役人の多くが南に亡命し、南方の王国楚は殷の進んだ文化を吸収するためにこれらの人々を積極的に受け入れた。このため春秋時代の楚では殷の官職の呼称が受け継がれ、楚における宰相の地位に相当する位は令尹と呼ばれた。
(出典:Wikipedia)
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
尹
漢検1級
部首:⼫
4画
“令”で始まる語句
令嬢
令
令旨
令夫人
令孃
令閨
令妹
令名
令息
令図