二廻ふたまわ)” の例文
やがて木馬が二廻ふたまわりもしない間に、木馬の上で、妙な格好で片方の手を懐中に入れていた若者が、その手をスルスルと抜き出して、目は何食わぬ顔でそとの方を見ながら、前に立っているお冬の洋服の
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
法壇を二廻ふたまわ三廻みまわり緋のはかまして輪に歩行あるいた。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)