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乾兒
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こぶん
ふりがな文庫
“
乾兒
(
こぶん
)” の例文
新字:
乾児
隣りに自分より少し小柄の子供を二人連れ、時々話し合つてゐるのは、既に——上陸後三時間にして早くも
乾兒
(
こぶん
)
を作つて了つたのだらうか?
環礁:――ミクロネシヤ巡島記抄――
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
聞いているのは岡引の松吉で、その
綽名
(
あだな
)
を「丁寧松」といい、告げに来たのは松吉の
乾兒
(
こぶん
)
の、
捨三
(
すてさぶ
)
という小男であった。
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
猪之松親分の
乾兒
(
こぶん
)
も居り、
貴郎
(
あなた
)
様にはすぐに露見、捕らえられて嬲り殺し! ……ご発足など出来ますものか
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
岡引の松吉は三十五歳、働き盛りで男盛り、当時有名な腕っコキで、十人以上の
乾兒
(
こぶん
)
もあったが、どうしたものか独身であった。そうして彼は変人でもあった。
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
林蔵の
乾兒
(
こぶん
)
藤作は、フラリと自分の賭場を出て、猪之松の賭場の方へ足を向けた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「百姓とは何だ、溝鼠。……杉さん、こいつらア猪之松の
乾兒
(
こぶん
)
で……」
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「へい」と近寄って来た
乾兒
(
こぶん
)
の一人へ、又大学は囁いた。
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
兒
部首:⼉
8画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾干
乾草