“乾兒”の読み方と例文
新字:乾児
読み方割合
こぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣りに自分より少し小柄の子供を二人連れ、時々話し合つてゐるのは、既に——上陸後三時間にして早くも乾兒こぶんを作つて了つたのだらうか?
聞いているのは岡引の松吉で、その綽名あだなを「丁寧松」といい、告げに来たのは松吉の乾兒こぶんの、捨三すてさぶという小男であった。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
猪之松親分の乾兒こぶんも居り、貴郎あなた様にはすぐに露見、捕らえられて嬲り殺し! ……ご発足など出来ますものか
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)