しば)” の例文
そのよるところの学説や考えかたの如何いかんしばらく問題外として、単にこれだけのことを見ても、そこに二つの大なるあやまりのあることが知られよう。
且留悴竹姿 しばらく留む悴竹の姿。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
ただそれ大史学者は常にきびすを接して出づるものに非ず。大伝記家の出づる誠に百載にしてしかも一人ならんのみとせばの擾々たるものもしばらく以て秋夜の一興に値するものとせんか。
史論の流行 (新字旧仮名) / 津田左右吉(著)