“下子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したこ50.0%
したご50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一生に一ぺんのことじゃ、やってやりましょいな、こんなときこそ。いつも下子したこの子守りばっかりさして、苦労さしとるもん」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「ま、そんなこといわんと、買うてやんなされ、下子したこも着るがいの」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
下子したご二人の世話になるとはと、回らぬ舌で思い深げにいう父親を見ると、同じ血のつながるきょうだいでも、親子の縁の薄いものと、そうでないものがあるのを、実枝ははじめてのように覚った。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)