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上総屋
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かずさや
ふりがな文庫
“
上総屋
(
かずさや
)” の例文
旧字:
上總屋
「それはございました。御浪人の織部鉄之助様も、
上総屋
(
かずさや
)
の番頭の金五郎さんも、若吉親方も、ここの息子の幾松さんも——」
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
見送の人々は勝三郎の姉ふさ、いそ、てる、勝久、勝ふみ、
藤二郎
(
とうじろう
)
、それに師匠の家にいる
兼
(
かね
)
さんという男、
上総屋
(
かずさや
)
の親方、以上八人であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
草履を
揃
(
そろ
)
えたのは、迎えに来た
上総屋
(
かずさや
)
の七造であった。街はもう
黄昏
(
たそがれ
)
が濃く、眼の前にある料理茶屋の門口にも「かね本」という掛け行燈に火がいれてあった。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
……まずもって船を向こう岸へ着けてよ、
上総屋
(
かずさや
)
あたりへ引っ張り込んでよ、介抱申し上げて一汗かけば、女ってやつ他愛はねえ、九十郎さんへと云ってたやつが団八さんへと変わってしまう
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「とんでもない。——あっしはこの野郎を差し上げて、改めて
上総屋
(
かずさや
)
の娘お袖を頂戴して参ります。上総屋の内儀から、書面を貰って参りました」
銭形平次捕物控:131 駕籠の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
付け廻していた浪人者の織部鉄之助か、
上総屋
(
かずさや
)
の番頭の金五郎か、大工の若吉か
下剃
(
したぞり
)
の幾松が怪しいって言うが——
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これは日本橋通三丁目の
上総屋
(
かずさや
)
という糸屋の一人娘で唄の文句にあるような綺麗さ。佐野求馬は
虚仮
(
こけ
)
の一心で、死ぬの生きるのという騒ぎを起したのも無理のないことでした。
銭形平次捕物控:131 駕籠の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
浪人風の男で、——顔は忘れましたが、
額
(
ひたい
)
に古傷のあったことだけ覚えています。元黒門町の
上総屋
(
かずさや
)
へ用事があるが、どこをどう行けばいいか——と丁寧に訊くから、小戻りして教えて上げましたよ。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、飯田町の
上総屋
(
かずさや
)
が死んだそうですね」
銭形平次捕物控:110 十万両の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“上総屋”で始まる語句
上総屋重兵衛