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三戸前
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みとまえ
ふりがな文庫
“
三戸前
(
みとまえ
)” の例文
それは理由のある理窟だから、祖父は
頷
(
うなず
)
いた。けれど、
三戸前
(
みとまえ
)
分なければというのには不服だった。
旧聞日本橋:20 西川小りん
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
廻船問屋の店は、
堺
(
さかい
)
の
唐人町
(
とうじんまち
)
の海岸にあって、
三戸前
(
みとまえ
)
の蔵と、何十
艘
(
そう
)
の持船がある。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金貸
(
かねかし
)
をする、質屋をする、
富豪
(
ものもち
)
と云われるように成って、
霊岸島川口町
(
れいがんじまかわぐちちょう
)
へ転居して、はや四ヶ年の間に前の
河岸
(
かし
)
にずうっと
貸蔵
(
かしぐら
)
を七つも建て、
奥蔵
(
おくぐら
)
が
三戸前
(
みとまえ
)
あって、
角見世
(
かどみせ
)
で六間間口の
土蔵造
(
どぞうづくり
)
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
商売として立っても男児の仕事は大いにあろうが、十間間口を五十間に広げ、
三戸前
(
みとまえ
)
の土蔵を百棟の土蔵に増してみたところで知れたものではないか。一国一城の主となるのとは大へん
趣
(
おもむき
)
がちがう。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“三戸”で始まる語句
三戸
三戸野
三戸町
三戸古