七八歳ななやッつ)” の例文
村長の爺様じいさまが、突然七八歳ななやッつ小児こどものような奇声を上げて、(やあれ、見やれ、ねずみが車をいて来た。)
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたしがこれから橋を渡ろうという時、向うのたもとへ、十二、三をかしらに、十歳とおぐらいのと、七八歳ななやッつばかりのと、男のを三人連れて、その中の小さいのの肩を片手でたたきながら、上からのぞき込むようにして
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)