ちょうど日露戦争後の好景気に、彼は一躍戦争成金になり、一角の実業家として、本店を大阪に移すことになったのであった。
が兎に角、彼はまるで口笛を吹くような調子で議会政治を論じ、序でに国策の機微にも触れ、いってみれば一角の政客の風格を身辺に漂わしていた。
と二人は一角僕を遣り込めた積りで凱歌を揚げた。実は僕は藪から棒で、もう少し消息の内容を確めたかったから
さあ、ところでどうだらう! わしは態々この男をば一角の人間なみに、そつと傍らへ引つぱり寄せてな
“一角”の意味
“一角(イッカク)”の解説
イッカク (一角、学名:Monodon monoceros) は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)イッカク科イッカク属に分類される鯨類。本種のみでイッカク属を構成する。雄が非常に長い一本角(実際は牙)をもつことで知られる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)