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一拶
ふりがな文庫
“一拶”の読み方と例文
読み方
割合
いっさつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いっさつ
(逆引き)
場合が場合だから、そんな深遠な人生問題、むしろ哲学的な命題について
一拶
(
いっさつ
)
をくらおうとは、夢にも思わなかったのである。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
最上の戦には一語をも交うる事を許さぬ。
拈華
(
ねんげ
)
の
一拶
(
いっさつ
)
は、ここを去る八千里ならざるも、ついに不言にしてまた不語である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
昔は一国の帝王が法王の
寛恕
(
かんじょ
)
を請うために、乞食の如くその
膝下
(
ひざもと
)
に伏拝した。又或る仏僧は皇帝の愚昧なる一言を聞くと、
一拶
(
いっさつ
)
を残したまま
飄然
(
ひょうぜん
)
として竹林に去ってしまった。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
一拶(いっさつ)の例文をもっと
(6作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
拶
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一拶”のふりがなが多い著者
有島武郎
夏目漱石
山本周五郎