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一手
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いって
ふりがな文庫
“
一手
(
いって
)” の例文
何しろ江戸中期この方、日本中の販路をほとんど阿波の国
一手
(
いって
)
で引き受けていたのですから、如何に仕事が盛であったかが分ります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
人参
(
にんじん
)
の栽培は木曾地方をはじめ、伊那、松本辺から、佐久の岩村田、
小県
(
ちいさがた
)
の上田、
水内
(
みのち
)
の
飯山
(
いいやま
)
あたりまでさかんに奨励され、それを尾州藩で
一手
(
いって
)
に買い上げた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
子供の未来の幸福を
一手
(
いって
)
に引き受けたような自信に
充
(
み
)
ちたその様子が、近づくべからざる予言者のように、彼には見えた。彼は想像の眼で見る父に向って云いたくなった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一代の画工が精力を
消耗
(
しょうこう
)
して変化を求めた顔でも十二三種以外に出る事が出来んのをもって
推
(
お
)
せば、人間の製造を
一手
(
いって
)
で
受負
(
うけお
)
った神の
手際
(
てぎわ
)
は格別な者だと驚嘆せざるを得ない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“一手”の意味
《名詞》
一 手(いって)
自分だけで扱うこと。
囲碁で石を一回打つこと。将棋で駒を一回動かすこと。ゲームなどでひとまとまりの動作。副詞的にも用いられる。
一つの手段。
一つの手段だけを用いること。また、有効な手段が一つに限られること。
ひとて 参照。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“一手”で始まる語句
一手合
一手柄
一手桶
一手勲
一手持
一手繰
一手限
一手二手