一怒濤いちどとう)” の例文
ふるき人、新しき人、また、新旧両道の人など——この信貴山の一怒濤いちどとうにも、或いはほろび、或いはおこり、或いはぼっし、或いはあらわれ——時代の激動は、この地上に、変貌へんぼうあます所もなかった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)