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一巡
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ひとまわり
ふりがな文庫
“
一巡
(
ひとまわり
)” の例文
建物の蔭に隠れたのかと、窓を乗り越し、グルッと
一巡
(
ひとまわり
)
歩いて見たけれど、どこにも人の姿はなく、又隠れ場所とても見当らぬ。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
博士は驚いて
刎
(
は
)
ね起きた。そして寝台に坐ったまま、室の中を
一巡
(
ひとまわり
)
見廻わした。蒼白い沙漠の満月が、窓から室の中へ射し込んでいるので、室の中は朝のように薄明い。
木乃伊の耳飾
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一巡
(
ひとまわり
)
して来て、蹂口に据えてある、大きい
鞍馬石
(
くらまいし
)
の上に立ち留まって、純一が「
午
(
ひる
)
から越して来ても
好
(
い
)
いのですか」と云うと、蹲の
傍
(
そば
)
の
苔
(
こけ
)
にまじっている、小さい草を
撮
(
つま
)
んで抜いていた婆あさんが
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一巡
(
ひとまわり
)
中を見せて貰いましたのと時候の変り目に一二度入ったばかりで、たとえ、そこへ門野がとじ籠っていましても、まさか
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一巡
(
ひとまわり
)
「散歩」を済ませて、自分の部屋へ帰る為に、梁から梁を伝っていましたが、彼の部屋とは、庭を隔てて、丁度向い側になっている棟の、一方の隅の天井に、ふと、これまで気のつかなかった
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“一巡”の意味
《名詞》
順番や巡回の箇所をひとまわりすること。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
巡
常用漢字
中学
部首:⼮
6画
“一巡”で始まる語句
一巡周