一人限ひとりきり)” の例文
その日は帰途かへりに雨に会つて来て、食事に茶の間に行くと、外の人はう済んで私一人限ひとりきりだ。内儀は私に少し濡れた羽織を脱がせて、真佐子に切炉の火でさせ乍ら、自分は私に飯をよそつて呉れてゐた。
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)