ヶ岳たけ)” の例文
旧字:ヶ嶽
韮崎にらさきから西へ、こまヶ岳たけ仙丈せんじょうなどのすそって、伊那の高遠たかとおへ越えて行く山道がある。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
町の中には険呑けんのんな空気が立罩たてこめて、ややもすれば嫉刀ねたばが走るのに、こうして、朧月夜に、鴨川の水の音を聞いて、勾配こうばいゆるやかな三条の大橋を前に、花に匂う華頂山、霞に迷う如意にょいヶ岳たけ