“ワメ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:わめ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆が、大きなオラび声を、挙げて居たつけな。あの声は残らず、おれをいとしがつて居る、半泣きのワメき声だつたのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かうつと——姉御が、墓の戸で哭きワメいて、歌をうたひあげられたつけ。「巖石イソウヘに生ふる馬醉木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
かうつと——姉御が、墓の戸で哭きワメいて、歌をうたひあげられたつけ。「巖石イソウヘに生ふる馬醉木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)