“モスコオ”の漢字の書き方と例文
語句割合
莫斯科100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あと四十円は莫斯科モスコオで一等の切符とかへる時に出すのだと云ふ事である。男の席はあると云ふので斎藤氏は二等車の寝台券を買つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
莫斯科モスコオまで後がもう五晩あると思つて溜息を吐いたり、昨日きのふ一昨日をととひも出したのに又子供達に出す葉書を書いたりして居た。
巴里まで (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
莫斯科モスコオ彼得堡ペテルブルグとの中間にある Prjamuchinoプリヤムヒノ で、貴家の家に生れた人で、砲兵の士官になったが、生れ附き乱を好むというたちなので、間もなく軍籍を脱して、欧羅巴中を遍歴して
食堂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
莫斯科モスコオまであとがもう五晩いつばんあると思つて溜息をいたり、昨日きのふ一昨日をとゝひも出したのに又子供達に出す葉書を書いたりして居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
三円三十五銭はもうワルシヤワの手前で払つたのである。莫斯科モスコオで朴氏にした礼と馬車代とを使つたあとで、仏貨や独逸ドイツぜにを交ぜても二十五円足らずより持合せがない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)