“フイジオノミイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人相33.3%
相貌33.3%
顏容33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街上の美人と稱す可き人相フイジオノミイにも出くはさない。立派な店を張つてゐる家の主人や番頭の顏もまだ都會化せられて居ないで、あらい植民地的の相貌を呈して居る。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
人の相貌フイジオノミイに對しては殊に深い興味を有する予は、直ちに是等の人々の内から面白い表情や骨骼を搜し出したのである。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
例の顏容フイジオノミイの女がたらひで湯を使つてゐるのであるが、その線は寫實的であつたから不快ではなかつたが、ロダンやマネの素描の知的な冷たさに代へて、柔かく
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)