“トマト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とまと
語句割合
赤茄子42.9%
蕃茄28.6%
唐茄子14.3%
西洋茄子14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば乞食かたゐは腐れ赤茄子トマトをかいつかみひたぶる泣きてくらふなりけり
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わたくしは青い蕃茄トマトを贈る
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
僧侶ばうさんはうろたへ出した。禿げた頭を唐茄子トマトのやうに真つ赤にして、草のなかを掻き分けてゐたが、暫くしてやつとこさで見つかつた。上人は汗ばんだ顔を持ち上げた。
哲学者はそれには何とも答へないで、いきなり痰唾たんつば富豪かねもちの顔に吐きかけた。富豪かねもち西洋茄子トマトのやうに真紅まつかになつておこつた。