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トタンぶ
ふりがな文庫
“トタンぶ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
亜鉛葺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亜鉛葺
(逆引き)
今日
(
こんにち
)
の
回向院
(
ゑかうゐん
)
はバラツクである。
如何
(
いか
)
に
金
(
きん
)
の
紋
(
もん
)
を打つた
亜鉛葺
(
トタンぶ
)
きの屋根は
反
(
そ
)
つてゐても、
硝子
(
ガラス
)
戸を立てた本堂はバラツクと云ふ
外
(
ほか
)
に仕かたはない。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかし
何処
(
どこ
)
を眺めても、
亜鉛葺
(
トタンぶ
)
きのバラツクの
外
(
ほか
)
に「伊達様」らしい屋敷は見えなかつた。「伊達様」の庭には
木犀
(
もくせい
)
が一本秋ごとに花を
盛
(
も
)
つてゐたものである。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
けれども今は
薄汚
(
うすぎた
)
ない
亜鉛葺
(
トタンぶ
)
きのバラツクの
外
(
ほか
)
に何も芝居小屋らしいものは見えなかつた。もつとも僕は両国の鉄橋に
愛惜
(
あいじやく
)
を持つてゐないやうにこの
煉瓦建
(
れんぐわだて
)
の芝居小屋にも格別の愛惜を持つてゐない。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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