“データ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
数値28.6%
事実与件14.3%
材料14.3%
細部14.3%
被与件14.3%
論料14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……寒暖計だとか湿度計だとかいう器械で測るよりは、人間の感覚で推知する方が、本当の数値データを云いあらわす……ことを
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これに対して与えられた事実与件データは(1)Aという名前の一致。ただし近所のA家に西洋猫がいるかどうかは不明。(2)新聞の写真のB猫とC猫との肖似。ただし記憶だけで他に実証なし。
ある探偵事件 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
凡ての必要な材料データを心得ている筈だ。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
却て思ひ付くまゝに細部データを並べて、然る後それを一括するといつた態度を採ることが、途中で倦怠を覚える心配がなくて済みさうに思へるから、そのやうにする。
我が詩観 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
先ず普通は眼前の作品を与えられた具体的の被与件データとして肯定してから相対的の批評で市が栄えるとしたものであろう。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それのいろいろの論料データといつしよに
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)