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『ある探偵事件』
ふりがな文庫
『
ある探偵事件
(
あるたんていじけん
)
』
数年前に「ボーヤ」と名づけた白毛の雄猫が病死してから以来しばらくわが家の縁側に猫というものの姿を見ない月日が流れた。先年、犬養内閣が成立したとおなじ日に一羽のローラーカナリヤが迷い込んで来たのを捕えて飼っているうち、ある朝ちょっとの不注意で …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「大阪毎日新聞」1934(昭和9)年2月14日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
偶
(
たま
)
尻尾
(
しっぽ
)
石竹
(
せきちく
)
迷誤
(
アベレーション
)
雉毛
(
きじげ
)