“シヤウゴン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しやうごん
語句割合
莊嚴66.7%
荘厳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまり莊嚴シヤウゴンを極めた建て物に、故知らぬ反感まで唆られて、廊を踏み鳴し、柱を叩いて見たりしたものも、その供人トモビトのうちにはあつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうでなくても、經文の上に傳へた淨土の莊嚴シヤウゴンをうつすその建て物の樣は想像せぬではなかつた。だがのあたり見る尊さは唯息を呑むばかりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうでなくても、經文の上に傳へた淨土の莊嚴シヤウゴンをうつすその建て物の樣は、想像せぬではなかつた。だがのあたり見る尊さは、唯息を呑むばかりであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
夕闇の上に、目を疑ふほど、鮮やかに見えた山の姿。二上山である。その二つの峰の間に、あり/\と莊嚴シヤウゴンな人の俤が、瞬間顯れて消えた。アトは、眞暗な闇の空である。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
あまり荘厳シヤウゴンを極めた建て物に、故知らぬ反感までソソられて、廊を踏み鳴し、柱をタタいて見たりしたものも、その供人トモビトのうちにはあつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうでなくても、経文の上に伝へた浄土の荘厳シヤウゴンをうつすその建て物の様は想像せぬではなかつた。だがのあたり見る尊さはタダ息を呑むばかりであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夕闇の上に、目を疑ふほど、鮮やかに見えた山の姿。二上山である。その二つの峰の間に、あり/\と荘厳シヤウゴンな人の俤が、瞬間アラハれて消えた。アトは、真暗な闇の空である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)