“サイズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さいず
語句割合
大きさ40.0%
寸法20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい/\、カラでございますか。大きさサイズはお幾らで?」
「熊城君、帽子の寸法サイズで八インチに近い大頭だよ。六五糎もあるのだ。無論手近の役には立たんけれども、兎角数字と云うやつは、推論の行詰まりを救ってくれる事があるからね」
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
と云うのは、提灯の口金と胎龍の頭蓋との寸法サイズであって、刺傷痕と鉄芯が、双方の円芯に当っているからだ。勿論よく剃りの当った僧侶の頭蓋あたまなら、縫合部の位置に略々見当が附くだろうからね。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一日外でサイズの小さな靴を穿かされている良人は、足の窮屈なのにたまりかねて、勤めがすむが早いか、大急ぎで家に帰って来た。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
といって、わざとサイズの小さいのを靴屋に註文させたものだ。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
東西南北は、思想のサイズのみ、思想の城郭にあらざるなり、思想の最極は円環なり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)