“カレ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かれ
語句割合
30.0%
30.0%
30.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カレ其兄患い泣きて、其御祖に請えば、即ち其咀を返さしめき。是に其身もとのごと、平らぎき。(是は神宇礼豆玖と云う言のものなり。)
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレ即ち其海辺の波限ナギサに、鵜の羽を葺草カヤにして産殿ウブヤを造りき。是に其産殿未だふき合えぬに、御腹堪え難くなり給いければ、産殿に入りましき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
カレウシナワズ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
然れども、尚赦さざりければ、其腰なる玉を解きて、其国主の子に弊しつ。故其賤の夫を赦して、其玉を待来て床の辺に置けりしかば、即ちかおよき乙女になりぬ。カレ目合して嫡妻としたりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)