“オランダぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
和蘭陀船66.7%
和蘭船33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐渡り黒繻子じゅすの丸帯に金銀二艘の和蘭陀船オランダぶね模様の刺繍ぬいとり、眼を驚かして、人も衣裳も共々に、に千金とも万金ともいた口のふさがらぬ派手姿。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と三吉は何か思い付いたように、その和蘭陀船オランダぶねの絵を見ながら言った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ジヤケツの上衣うはぎの長いのやの大きくひろがつたのなどは、昔長崎へ来た和蘭船オランダぶねの絵の女を見る様に古風であるだけ今日こんにちの目には田舎ゐなか臭い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)