“わだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.3%
盤居1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わだかまりのないほゝ笑みに迎へられて、たじ/\となつたのは、反つて捨てた夫の鈴川主水だつたのは、言ふに言はれぬ面白い皮肉です。
真実ほんとに愛せられることもかつてなかった。愛しようと思う鶴さんの心の奥には、まだおかねの亡霊が潜みわだかまっているようであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「梅子は自分を愛している、少くとも自分が梅子をこいていることを不快には思っていない」との一念が執念しゅうねくも細川の心に盤居わだかまっていて彼はどうしてもこれを否むことが出来ない
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)