“わたげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軟毛25.0%
㲓毛12.5%
毧毛12.5%
毬毛12.5%
絨毛12.5%
絮毛12.5%
綿毛12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝若しよく記憶をたどりかつ光をみなば、汝は自己おのれがあたかも病める女の軟毛わたげの上にやすらふ能はず、身を左右にめぐらして 一四八—一五〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
師曰ひけるは、今より後汝つとめて怠慢おこたりに勝たざるべからず、夫れ軟毛わたげの上に坐し、ふすまの下に臥してしかも美名よきなをうるものはなし 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
目に見えない㲓毛わたげを金色に輝やかせながら、喉を張って歌う乙女の歌について、森じゅうの木々の葉と草どもが、小波のように繰返しをつけて行く。
地は饒なり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
水剪紅羅すゐせんのう、すこし不格好ぶかくこうだが、白鳥はくてうくびのやうにむくむくした毧毛わたげがある。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
彼等の上に羊毛や毬毛わたげをどつさり掛けることも?
そこは、雪をふるい落とした灰色の絨毛わたげの下である。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
└ひとつひとつ目につく庭の草の穂の絮毛わたげは白しそよがぬぞなき (改作)
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひとつひとつ目につく庭の草の穂の絮毛わたげは白しそよがぬぞなき
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
で、その暇に彼は鞄を開けて、下著を取り出し、ためつすがめつ、それが十分に洗濯が出来てをるか、きちんと畳まれてをるかと、検査をしたり、もはや肩章掛のない、新調の軍服についてゐる綿毛わたげを、叮嚀に払ひ落したりして、再びその品々を極めて大切さうに片づけた。