“わじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
和時33.3%
話次33.3%
輪締33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味方の諸人のぼんのくぼを見て、敵などに勝たるるものにてはなし……これは軍事のおしえじゃが、和時わじにおける奉行の職務は、すなわち、邪悪を敵とする法のたたかいである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
げん李※りかん文湖州ぶんこしうの竹を見る数十ふくことごとく意に満たず。東坡とうば山谷等さんこくらの評を読むもまた思ふらく、その交親にわたくしするならんと。たまたま友人王子慶わうしけいと遇ひ、話次わじ文湖州の竹に及ぶ。子慶いはく、君いまだ真蹟を見ざるのみ。
「おのれッ!」とばかり、うしろから組むが早いか、腕を輪締わじめに喉首のどくびを引っ掛けて、タタタタタと大廊下を五、六間引き戻した。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)