“わいじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淮上50.0%
猥情50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燕のいきおいようやく大なるに及びて、諸将観望するもの多し。すなわ淮南わいなんの民を募り、軍士をがっして四十万と号し、殷に命じて之をべて、淮上わいじょうとどまり、燕師をやくせしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
おそらく、今は女ざかりのれ頃にあるであろうが、以前のおさな田楽女でんがくひめの藤夜叉を思うだけでも、彼の中には、ぼつ然と、かつての猥情わいじょうが再燃していた。それも往年の比ではない。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)