“ろかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
櫓櫂61.9%
艪櫂14.3%
艫櫂9.5%
蘆薈9.5%
艫擢4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、世帯道具のがらくた物を一ト舟に乗せ、またお手のものの櫓櫂(ろかい)をもって、さっそく家を、そこからさらに遠い湖上の洲(す)の一軒家へ移してしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乗得(のりえ)ては艪櫂(ろかい)もいらじ蜑小舟(あまをぶね)
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ギ——と軋(きし)る艫櫂(ろかい)の音、見る見る賊船は位置を変え、八幡丸の船腹へ、ピッタリ船腹を食っつけてしまった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女の髪の毛の甘い匂のように、更にまた蘆薈(ろかい)の香(か)が雑った……ところがそんな一切の有像(うぞう)が忽(たちま)ち一つに融合してしまったんだ。強靱無比な、堅牢な一大荘厳——思想も言葉も絶したんだ。
老いたるかれらはみずから艫擢(ろかい)を把(と)らなかったが、旧主君の前にあると同一の態度を以って謹んで歌った。かれらの眼の前には裃(かみしも)も見えなかった、大小も見えなかった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)