“ろあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
魯庵77.8%
蘆庵22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不知庵主人内田魯庵ろあんがあり、漢詩の大家で、業病ごうびょうにかかり妹の曾恵子そえこを熱愛していた義弟勇三郎がその病の特効薬だときいて、他人の尻肉をりとったりしたのち
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
露伴、藤村とうそん、鏡花、秋声等、昭和時代まで生存していた諸作家は別として、僅かに一、二回の面識があった人々は、この外に鴎外おうがいびん魯庵ろあん天外てんがい泡鳴ほうめい青果せいか武郎たけおくらいなものである。
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
苾堂の妻ためは大下の置鹽氏から來り嫁した。ための父すなはち苾堂の岳父は置鹽蘆庵ろあんで、母即ち苾堂の岳母は蘆庵の妻すなである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
荷田在満、加茂真淵かものまぶち本居宣長もとおりのりなが、小沢蘆庵ろあんの徒、その標本たるなからんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)