“れいとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冷凍33.3%
冷刀16.7%
冷括16.7%
礼悼16.7%
霊統16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この中には小杉正吉こすぎしょうきちという勇敢な少年が冷凍れいとうされている。彼は本年十三歳である。彼は二十年間この中で冷凍生活を続けた後、ふたたび世の中へ出たい希望である。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「無念ッ」とかえす力で横ざまにはらい上げた鉄杖を、ふたたびくぐりぬけた六部は、つえにしこんである無反むぞりの冷刀れいとうをぬく手も見せず、ピカリと片手にひらめかせて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陰鬱の冷括れいとう、吠えずして噛む一匹の病犬に化していた。一夜、三人の兵卒は、アグリパイナの枕頭にひっそり立った。
古典風 (新字新仮名) / 太宰治(著)
これは、忍びの柏手といって、神式のとむらいにおける礼悼れいとうの正式作法で……まず、よほどの心得。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それは玉依姫たまよりひめ霊統れいとうけたおおくの女性じょせいなか弟橘姫おとたちばなひめられることでございます。